毎年話題となる「猛暑」、男性にとっても日傘は必需品になるのか

毎年、夏が訪れるたびに「猛暑」や「酷暑」という言葉を耳にするようになりました。強烈な日差しのもとでは短時間の外出でも汗が滝のように流れ、体力も奪われてしまうものです。

そのためか、近年は「日傘」をさして歩く男性の姿を見かける機会が増えたように感じます。一昔前であれば、女性の持ち物というイメージが強かった日傘ですが、百貨店などでは男性用日傘のコーナーを見かけることも珍しくなく、徐々に男性の間にも日傘は浸透しつつあるようです。

リゼクリニックが行ったアンケートによれば、「日傘をさす男性を見たことがあるか?」との質問に対し、「見たことがある」との回答は前年比6.5ポイント増の48.0%に達したそうです。

特に興味深かったのは、「男性が日傘をさすことをどう思うか?」という質問に対して、「肯定的」だった回答者は前年比9.2ポイント増の92.2%に達したという点です。

これまでは「日傘=女性のもの」というイメージがあり、何となく抵抗感を覚えていた男性も、毎年の猛暑によってそれも徐々に薄れてきているようです。

近年は男性用日傘市場に参入するメーカーも増えており、色やデザインの多様化が進んでいます。実際に日傘を使っている男性はまだまだ多くはありませんが、「猛暑」や「酷暑」が続けば、いずれは男性にとっても日傘は夏の必需品になるのかもしれませんね。